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ゼリン
日時: 2017/09/26 21:42
名前: 椿姫

椿姫
琥珀
【餓鬼】
【産女】
【雪女】
【絡新婦】
【魑魅魍魎】
【舞姫】
『桃源郷神国』
『桜花村』
『木苺村』
『珊瑚村』
『翡翠村』
『貝塚村』
『氷柱村』
『桃源郷幕府』
『煉獄軍』
『清涼島』
『輪廻千里眼』
『精魂真珠』
『金剛鉱石』
『天帝』
『傀儡武将』
メンテ
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椿姫 ( No.203 )
日時: 2017/09/23 21:53
名前: 椿姫

琥珀は彼女の輪廻千里眼に驚愕したのである。椿姫は只管大群で村人達の遺体を咀嚼し続ける彼等に逆襲する。一匹一匹の餓鬼達の頭部を輪廻千里眼の効力によって破裂させたのである。頭部を破壊された餓鬼達は只管活動が急停止する。
琥珀「餓鬼達が相手ならば…貴女は無敵ですね♪」
椿姫「餓鬼達なんて眼中にも無いわよ…」
椿姫(正直妖力の消耗で辛苦なのよね…)
彼女にとって並大抵の怪異であれば余裕であるものの先程の戦闘による疲労が影響したのか重苦しい深呼吸が非常に目立ち始める。
琥珀「椿姫様?一体如何されましたか?」
椿姫「別に…私なら大丈夫よ…」
琥珀「本当に大丈夫なのですか?」
琥珀は彼女の様子を心配する。村里の中央へと進行したものの生存者は誰一人として発見出来ない。
椿姫「無人地帯だわ…村人達は一体何処に?」
琥珀「恐らく生存者達は桃源郷幕府の本拠地である都城へと非難された模様です…最早此処には死人以外には何も存在しないでしょうね…」
すると琥珀は彼女に助言する。
琥珀「貴女の妖力は非常に強力ですが…油断すれば餓鬼達相手にも悪戦苦闘されるかも知れませんからね…護身用の武器が必要不可欠かと…」
椿姫「護身用の武器ですって?」
琥珀「私が桃源郷幕府の武器庫へと招待しますよ…」
彼女は椿姫を桜花村の桃源郷幕府秘密基地へと案内する。
椿姫「廃墟だわ…」
琥珀「此処も餓鬼達によって占領されましたからね…」
基地内は無人地帯であり如何やら餓鬼達の襲撃によって撤退したのである。
椿姫「桃源郷幕府の守備隊は退却したのかしら?」
琥珀「相手は悪霊ですし戦況は多勢に無勢…ですが無力の私でも簡単に進入出来ましたからね…」
最早警備が手薄状態であり非戦闘員であっても容易に基地内へと潜入出来る。
琥珀「先程は私も此処で焙烙火矢を奪取したのですよ…」
武器庫へと潜入すれば多種多様の火縄銃やら重火器が確認出来る。
琥珀「拳銃は如何でしょうか?」
琥珀は比較的素人でも扱えそうな軽量の拳銃を椿姫に手渡したのである。
椿姫「私自身砲術は未経験なのよね…遠慮するわ…」
彼女自身砲術やら運動神経は素人同然であり拳銃の使用法すらも理解出来ない。椿姫は刀剣を発見する。
椿姫「私は一応刀剣で…」
彼女は護身用に軽量の刀剣を携帯したのである。正直彼女は基本的に妖術による戦法が基本であり肉体労働やら武器を使用する戦法は滅法不向きである。
椿姫「準備万端よ…」
琥珀「此処から脱出しましょうか…」
すると何処からか物音が響き渡る。
椿姫「今度は何事!?」
椿姫(無数の妖力が一点に集中した状態だわ…一体何が?)
彼女は無数の妖力を察知したのである。椿姫は恐る恐る慎重に武器庫から脱出すれば…。
椿姫「餓鬼?否…一体何かしら?」
椿姫(怪物?)
椿姫の視界間近に存在する怪物とは無数の餓鬼達が融合した人型の肉塊人間である。形状的には人型であるものの全身には無数の醜悪なる餓鬼達の顔面が確認出来る。
椿姫(先程からの妖力の正体って…視界の怪物だったのね…)
琥珀も武器庫から退室する。
琥珀「恐らく視界の無数の餓鬼達の集合体である【魑魅魍魎】ですね…」
椿姫「魑魅魍魎ですって?」
琥珀は彼女に解説する。
琥珀「今迄仕留められた餓鬼達の怨念が融合した集合体ですよ…」
椿姫(餓鬼達の集合体ですって…)
椿姫「厄介そうなのが出現したわね…」
図体は等身大の人間程度であり一匹一匹の餓鬼達の妖気は非常に貧弱であるものの餓鬼達の大群が無数に融合した影響によって椿姫も一瞬後退りする。
椿姫(私が万全の状態であれば餓鬼達の集合体なんて楽勝に仕留められるでしょうけれども…迂闊にも絡新婦から大量の妖力を吸収されちゃったからね…)
すると魑魅魍魎は全身の口先から高熱の熱風を放射し始める。椿姫は咄嗟に妖力によって結界を形成させたのである。無防備である琥珀にも結界の形成によって守護する。
椿姫「和尚様…命拾いしたわね…」
琥珀「本当ですね…彼等に反撃しましょう!」
椿姫(先程の同時結界によって大半の妖力を消耗しちゃったのよね…)
此処で戦闘したとしても敗北すると判断した椿姫は琥珀に逃亡を合図したのである。
椿姫「和尚様!此処から逃走しましょう…」
彼女の指示に琥珀は咄嗟に掌握する。
琥珀「承知しました!」
椿姫と琥珀は全力疾走により桃源郷幕府の秘密基地から無事脱出する。
椿姫「脱出成功!」
琥珀「ですが何故貴女が逃亡を?仙女の椿姫様であれば餓鬼達の集合体である魑魅魍魎にも対抗出来たのでは?」
琥珀は疑問視する。
椿姫「こんなにも妖力を消耗した状態で魑魅魍魎なんかと交戦すれば和尚様は勿論…私であっても敗北するわよ…」
彼女は満身創痍の状態であり妖力を消耗した疲労状態では圧倒的に不利である。
椿姫「餓鬼達の大群相手でも正直辛苦だわ…」
椿姫(こんな極限的状況下で温泉地が…)
妖女にとって温泉地とは妖力を蓄積させられる神聖なる極楽浄土である。
椿姫「温泉にでも入浴出来れば今迄の消耗した妖力を蓄積させられるのよね…」
琥珀「温泉地ですと?温泉地であれば西国の木苺村が有名でしたね…」
悪運にも桜花村は都城近辺の大都会の村里であり木苺村からは程遠い。
椿姫「木苺村は長距離なのよね…」
困惑し続ける最中に背後からは魑魅魍魎の気配を察知する。
琥珀「魑魅魍魎です!」
椿姫「私達を追尾したのね…」
彼女達は一目散に逃走し始める。
椿姫(如何やら私には選択肢の余地は無さそうね…)
椿姫「超特急で木苺村に戻りましょう…」
彼女は一時的に帰還を決意する。彼女達は周辺を警戒するなり木苺村の山地へと移動し始める。幸運にも親玉の魑魅魍魎も餓鬼達も動作は非常に鈍間であり彼等から追撃されなかったのである。数十分間の徒歩から無事木苺村へと到達する。
椿姫「無事戻れたみたいね…」
琥珀「如何やら幸運にも木苺村には餓鬼達の襲撃は小規模だったみたいですね…」
過疎地である木苺村では総人口も比較的少数であり餓鬼達も襲来しなかった様子である。椿姫は自宅近辺に位置する裏山へと移動する。
琥珀「此処が裏山なのですね…」
彼女達は警戒するなり恐る恐る慎重に頂上へと到達したのである。
琥珀「裏山の頂上中心部に温泉地が!?」
椿姫「私は此処で入浴するのが毎日の日課なのよ♪」
彼女は毎晩此処で入浴する。椿姫は人前であるものの特段気にならなかった様子であり着物を脱衣し始める。
琥珀「椿姫様一体何を!?」
椿姫は全裸状態であり琥珀は赤面したのである。
椿姫「何かしら?私なら別に平気よ…」
琥珀は人前で脱衣しても平気そうな彼女に愕然とする。
琥珀「平気って…」
椿姫は全裸の状態であっても平常心の態度である。
椿姫「私自身平気なのよね…全裸だから何よ?」
琥珀(妖女…私達人間の女性とは感覚が異質的なのか…)
椿姫「変身の儀式を開始するわね…」
メンテ
椿姫 ( No.204 )
日時: 2017/09/23 21:54
名前: 椿姫

琥珀「変身の儀式ですと?」
椿姫は呪文を唱え始める。すると彼女の全身が虹色に発光したのである。
琥珀(椿姫様!?)
琥珀は強烈なる閃光によって両目を思いっ切り瞑目させる。椿姫の両目が紅蓮の紅色へと発光する。すると彼女の下半身が銀鱗の大魚へと変化するなり普通の女性から絶対的美貌を感じさせる人魚の形態へと変身したのである。更には黒髪の長髪であった頭髪が紅蓮の赤毛へと変色し始める。
琥珀「椿姫様が人魚に!?」
雰囲気の変化した彼女に琥珀は驚愕の様子である。
椿姫「如何かしら♪」
椿姫は人間である琥珀よりも一回り巨体であり人魚の形態から温泉へと思いっ切り入浴する。
琥珀(椿姫様が人魚に変化出来たのは輪廻千里眼の効力なのでしょうか?妖女とは非常に興味深いですね♪)
人魚へと変身した彼女に一瞬見惚れる。
椿姫「和尚様も如何かしら?湯加減は良好よ♪」
琥珀「今回は遠慮しますよ…私は今度の機会で…」
椿姫は満足そうな表情であり今迄の戦闘による疲労が緩和し始める。
琥珀(椿姫様…幸福そうな表情ですね…)
琥珀は温泉で幸福そうに遊泳し始める彼女を見守る。
椿姫(裏山は平穏だわ…先程の戦闘が単なる悪夢にも感じられるのよね…)
椿姫は只管青空を眺望し続ける。
琥珀「ですが今後は如何されますか?」
椿姫「体力と妖力を補給出来れば即刻反撃開始よ!」
椿姫(今度こそ私が魑魅魍魎と餓鬼達の大群を仕留めるからね!)
数時間が経過するなり彼女の妖力は完全に蓄積されたのである。入浴終了後…。椿姫は素早く着物を着衣する。
椿姫「準備は完了よ!」
すると琥珀は突発的に彼女に提案したのである。
琥珀「此処からは別行動は如何でしょうか?」
椿姫「別行動?」
琥珀「貴女は素早く魑魅魍魎を発見し次第退治…私は餓鬼達が大量発生した原因を調査するのです…」
椿姫「相手は魑魅魍魎以外に餓鬼達の大群も徘徊中なのよ…正直和尚様一人で単独行動は危険過ぎる…」
椿姫は反対したものの琥珀は只管大丈夫であると主張する。
琥珀「先程大量の火薬と護身用の拳銃を奪取しましたからね…」
椿姫「危険であれば即座に避難しなさいよ…」
琥珀「承知しました…」
椿姫が琥珀の意見を承諾すれば琥珀は岩山から下山する。彼女達は別行動を開始したのである。
椿姫「早速行動開始ね…」
彼女は輪廻千里眼により魑魅魍魎の居場所を正確に察知する。
椿姫(魑魅魍魎を発見したわ…)
魑魅魍魎の妖力は非常に強力であり周辺には無数の餓鬼達が徘徊中であるものの容易に発見出来る。
椿姫「目立ち過ぎだわ…」
椿姫(簡単に発見出来るわね…)
椿姫は再度桜花村へと直行する。山地の道中にて徘徊中の餓鬼達と遭遇したものの念力によって彼等を容易に蹴散らせる。
椿姫「視界の妨害者達が鬱陶しいわね…」
餓鬼達が一斉に殺到したものの彼女の本体に接触する寸前に全身が粉砕されたのである。先程よりも椿姫の妖力が増大化する。数分間後…。椿姫は桜花村の郊外へと到達する。
椿姫「魑魅魍魎は此処で徘徊中ね…」
椿姫(発見し次第私が料理するからね♪覚悟しなさいよ…)
彼女は村里の村中へと潜入する。農村から餓鬼達の襲撃によって惨殺された村人達の遺体を眺望したのである。
椿姫「戦争みたいだわ…」
すると村人達の遺体が突発的に動作し始めたのか道端を通過した彼女に襲撃する。
椿姫「今度は村人達!?」
椿姫は念力によって村人達の腹部を内部から粉砕したのである。今度は上半身のみで椿姫の足場に急接近する。
椿姫(嘘!?)
彼女は再度念力により村人達の頭部を粉砕…。すると彼等の動作が急停止したのである。
椿姫「脳味噌を破壊すれば動作しなくなるのね…」
何故遺体である彼等が突発的に動作し始めたのか疑問視する。
椿姫(一体何故村人達が…ひょっとして餓鬼達に惨殺された人間は再度餓鬼として復活するのかしら?)
今迄の様子から餓鬼達は山中以外では出現しなかったのである。被害も比較的軽微であり餓鬼達は危険視されなかったらしく彼等の性質は今回の天災により判明したのである。
椿姫「餓鬼達に襲撃された人間達が再度餓鬼として復活するのであれば…」
最早国家存亡の危機であり餓鬼達の増大化により国家転覆が現実化し始める。
椿姫「桜花村…否…桃源郷神国の滅亡を意味するわよね…」
すると突発的に胸騒ぎを感じる。
メンテ
椿姫 ( No.205 )
日時: 2017/09/23 21:54
名前: 椿姫

椿姫「妖気かしら!?」
彼女の背後には無数の人面が融合した魑魅魍魎が佇立し続ける。
椿姫「魑魅魍魎…」
魑魅魍魎は椿姫を凝視するなり全身の口腔内部から高熱の火炎を放射する。椿姫は即座に輪廻千里眼を発動…。結界を形成したのか高熱の火炎から守備に成功する。
椿姫「危機一髪ね♪」
輪廻千里眼の効力により魑魅魍魎の頭上から落雷を発生させる。すると落雷によって地面は陥没したのである。肝心の魑魅魍魎は全身が粉砕する。
椿姫「仕留めたかしら?」
すると粉砕された肉体の破片が人型を形成するなり餓鬼達の大群へと分裂し始める。
椿姫「成仏しなさい…」
椿姫は発火能力を発動させたと同時に餓鬼達を燃焼させる。数秒間で餓鬼達は完全焼失したのである。
椿姫(死滅したわね…)
椿姫「楽勝だわ♪」
椿姫は勝利を確信する。丁度同時刻…。琥珀は桜花村の寺院に設置された祭壇へと移動したのである。
琥珀(如何やら此処ですね…)
琥珀「今回の事件発端が判明しましたね…」
琥珀は餓鬼達が大量発生した原因を明確化させる。原因とは祭壇中心部の怨霊達を供養させる主目的として設置された地蔵菩薩が何者かによって破壊されたのである。
琥珀「地蔵様を修復出来れば餓鬼達の暴走を終息させられるのですが…」
すると背後から気配を察知する。
琥珀(誰でしょうか?)
即座に背後を凝視すれば椿姫が瞬間移動によって寺院へと到達する。
琥珀「誰かと思えば椿姫様!?」
椿姫「如何やら原因が判明したみたいね…」
破壊された地蔵菩薩を拝見する。
琥珀「恐らく地蔵様が破壊された契機に現世と冥界を接合させる霊道が構築されたのでしょうね…」
椿姫「餓鬼達は此処から出現したのね…」
琥珀「亡者達を暴走させた根本的原因ですよ…」
地蔵菩薩は怨霊達から霊道を封鎖させる役割として役立ったものの何者かによる極悪非道の破壊活動により冥界と現世の突破口を無理矢理接合させたのである。
琥珀「諸悪の根源である霊道を封鎖しなければ私達の現世は彼等によって冥界へと侵食されるでしょう…」
椿姫「石像を修復させれば問題解決みたいね♪」
再度輪廻千里眼を発動…。妖力によって破壊された地蔵菩薩を元通りに修復させたのである。
琥珀「瞬時に地蔵様を完全修復させるなんて…」
椿姫「物体の修復程度であれば簡単よ♪」
すると各農村へと徘徊中であった餓鬼達の全身が大量の白砂へと変化…。彼等の魂魄が浄化されたのである。
琥珀「悪霊が浄化されたのですね…」
彼女達は無数の霊魂が天空へと成仏する様子を眺望し続ける。
椿姫「事件は無事解決したのね…」
今回の騒動から亡者達による襲撃によって死亡した大勢の犠牲者達は手厚く供養されたのである。事件解決に貢献した仙女椿姫は桃源郷神国の英雄として桃源郷幕府から莫大なる褒美を頂戴する。完結
メンテ
椿姫 ( No.206 )
日時: 2017/09/23 21:55
名前: 椿姫

下巻
醜悪なる亡者達による襲撃から半年間が経過する。治安の悪化により桃源郷神国全体の国力は大幅に疲弊したものの生還した民衆達の大活躍から国力は着実に復興し始める。更には軍事力強化を主目的に封印された異国の科学技術力を最大限に再導入したのである。桃源郷神国軍閥組織桃源郷幕府は近代化政策を全面的に推進する。桃源郷幕府は侍達を中心とした武士団から最新鋭の武器を装備した洋式風の軍隊創設を促進させる。とある某月某日…。突如として桃源郷神国全域にて暴風雪による大寒波が各農村地帯で発生したのである。
琥珀(近頃は大雪が頻発ですね…)
琥珀は蔵屋敷の隙間から外部の様子を拝見する。
琥珀「去年はこんなにも大雪が発生しなかった…ひょっとして今回も怪異の悪影響なのでしょうか?」
琥珀は異常なる大雪を超常現象である怪異の悪影響であると予想する。
琥珀「天変地異なのでしょうか?」
丁度同時刻…。仙女椿姫は自宅にて軍鶏鍋を無我夢中に頬張る。
椿姫「非常に美味だわ♪」
一人の食事であるものの美食家である椿姫は瞬時に軍鶏鍋を完食したのである。
椿姫「最近大雪が頻発するわね…」
椿姫(こんなにも大寒波が発生するなんて不吉だわ…)
気になったのか早速輪廻千里眼を発動させる。すると北国の翡翠村近辺に位置する廃村の『氷柱村』から強大なる妖気を察知したのである。
椿姫(妖気だわ!)
椿姫「怪異の仕業だったのね…」
即座に自宅から廃村氷柱村へと出掛けるなり調査を開始する。
椿姫(今度の相手は何者かしら?)
今迄の死闘からか極度に緊張する。数時間後…。氷柱村へと到着したのである。
椿姫「此処が氷柱村なのね…」
椿姫(本当に雪国だわ…)
村里全域が雪景色一色であり人間は誰一人として存在しない。
椿姫「此処も人気は一切無さそうね…」
乱層雲と極度の暴風雪により視界全体が不良化する。
椿姫(肉眼では怪異を発見出来なさそうだわ…)
適当に歩行した瞬間…。
椿姫(悪臭だわ…)
椿姫「何かしら?」
足場から無数の凍結した遺体を発見する。
椿姫(村人達が凍死したのね…)
彼女は再度輪廻千里眼を発動させる。
椿姫(ん!?)
突発的に胸騒ぎが彼女の全身を急襲する。
椿姫(怪異…)
彼女の背後から強大なる怪異を感知したのである。
椿姫「背後ね…」
彼女は恐る恐る慎重に背後を凝視すれば…。
椿姫(誰かしら?)
椿姫「女性…」
水色の着物に黒髪の長髪である女性が椿姫の視界間近へと急接近するなり青色の唇で接吻し始める。
椿姫(嘘!?)
椿姫は女性の大胆なる行動により一瞬膠着する。
椿姫「何するのよ!?」
驚愕した彼女は一歩ずつ後退りする。
椿姫(彼女の感触…冷気かしら?)
先程の感触により女性の口先から冷気が発生したのである。
椿姫(体内の精気が…)
更には体内の精気が彼女によって僅少にも精気が吸収される。
椿姫「貴女は妖女【雪女】ね…」
警戒し続ける彼女に雪女は微笑み始める。
椿姫(大寒波は雪女の仕業だったのね…)
彼女は雪女に発火能力を発動させる。高熱によって雪女の全身が瞬時に氷解し始める。
椿姫「仕留めたかしら?」
すると彼女の周囲に位置する積雪から無数の雪女が出現したのである。
椿姫「雪女の分身かしら?」
雪女は口先から冷気を放射し始める。椿姫は咄嗟に結界によって冷気から全身を守備する。
椿姫(非常に厄介だわ…)
本体の判別は困難であるものの椿姫は冷静さを維持し続ける。
椿姫(雪女にとって私は相性的に最悪だったわね♪)
椿姫にとって火炎系統の妖術は唯一完全体得した特殊能力であり凍氷系統の妖術を駆使する雪女には史上最悪の天敵である。
椿姫(私の本領を発揮させるからね♪)
椿姫「覚悟しなさい雪女!」
椿姫は呪文を唱え始める。すると上空から無数の火球を落下させたのである。
椿姫「今度こそ死滅しなさいね♪」
火球の爆撃によって雪女の分身を破壊する。火球の威力は絶大であり紅蓮の業火が雪女本体を急襲したのである。雪女の悲痛の悲鳴が雪山全域へと響き渡る。
椿姫「今度こそ終了かしら…」
雪山を退治した影響により暴風雪が発生しなくなる。
椿姫(雪女を仕留めた影響かしら?)
次第に大寒波が緩和したのである。
椿姫「事件解決ね♪」
上空の晴天により視界が良好化する。すると破壊された雪女の体内から宝玉『精魂真珠』と呼称される宝石を発見したのである。
椿姫「何かしら?」
椿姫(ひょっとして精魂真珠!?)
椿姫「何故精魂真珠が雪女の体内なんかに?」
彼女は一目散に精魂真珠を確保する。
椿姫「早速戻ろうかしら…」
彼女は一安心したのか村里へと戻ろうかと思いきや…。強大なる無数の妖力を多数察知したのである。
椿姫(ん?)
椿姫「今度は何事よ!?」
村里全域にて地響きが発生する。
椿姫(地震!?)
すると周辺の地面から植物の触手らしき有機的物体が無数に突出したのである。
椿姫「触手かしら?」
触手の先端から黄緑の溶解液を噴出させる。
椿姫「毒液ね…」
触手自体は無害であるものの溶解液が厄介であると判断した椿姫は早速輪廻千里眼による発火能力を発動させる。
メンテ
椿姫 ( No.207 )
日時: 2017/09/23 21:56
名前: 椿姫

椿姫(死滅しなさい…)
突発的に発生した高熱によって無数の触手は黒焦げに燃焼したのである。
椿姫「仕留めたわね…」
黒焦げの触手は活動を停止する。
椿姫(先程の触手は一体…)
椿姫「和尚様なら触手の正体を解明出来そうね…」
触手の残骸を回収するなり彼女は和尚である琥珀の寺院へと直行する。先程の地響きの影響は氷柱村全域にて発生したらしく触手と村人達の遺体が確認される。
椿姫(何故突発的に発生したのかしら?)
椿姫「怪異なのは明白だわ…」
椿姫は瞬間移動にて琥珀の寺院へと到達する。琥珀は寺院の庭園で散歩中であり突発的に出現した椿姫に驚愕したのである。
琥珀「誰かと思えば貴女は椿姫様では!?」
椿姫「久方振りね…和尚様♪」
彼女は笑顔で挨拶する。
琥珀「貴女が寺院へと訪問されるなんて…一体何事でしょうか?」
椿姫は先程確保した触手の肉片を拝見させる。
琥珀「植物?ですが非常に珍妙ですね…」
琥珀(通常の植物と比較すれば非常に新鮮そうだわ…)
椿姫「廃村の氷柱村で触手を発見したのよ…」
彼女は先程の経緯を全面的に説明する。
琥珀「妖女雪女を退治した直後に地面から発生したのですね…」
椿姫「地面から無数の妖気を察知したのよ…今回も怪異の仕業かしら?」
琥珀は触手の正体を分析する。
琥珀「私の解釈ですが恐らく怪異でしょうね…ですが今迄とは異質的かと…」
椿姫「異質的ですって?」
琥珀「通常の怪異であれば動力源である魂魄を全身からでも体感出来るのですが今回の触手には魂魄が一切体感されませんからね…」
魂魄とは怪異の所持する妖力の別称であり女性に分類される妖女の体内にも存在する。肉眼では確認出来ないものの体感するのみなら人間であっても可能である。
琥珀「触手は傀儡でしょうね…無数の触手を操作した本体が何処かに潜伏中かと…」
椿姫「如何やら今迄とは桁違いの怪異みたいね…」
椿姫(一体何者かしら?)
椿姫は村里へと帰郷する。無事自宅へと戻れば睡眠したのである。真夜中の深夜…。先程と同規模の大地震が再度発生したのである。
椿姫「地震!?」
地響きによって彼女は突発的に目覚める。地響きは数秒間で静止する。玄関から外部へと出向くと塊根らしき巨大物体が地面から無数に発生したのである。
椿姫(塊根?何かしら…)
椿姫は塊根に接触する。すると全身の体力が瞬時に消耗したのである。
椿姫「全身の体力が…」
更には塊根の表面からは人間の手腕らしき物体が無数に出現するなり彼女の肉体を塊根の内部へと吸引…。
椿姫(一体何よ!?吸収される…)
吸引される寸前に塊根が爆散したのである。彼女は爆風によって吹っ飛ばされる。
椿姫「何事!?」
視界は白煙によって不良化したものの白煙の中心部から戦車砲を所持した人影が確認出来る。
椿姫(誰かしら?ひょっとして…)
椿姫「貴女は和尚様!?」
人影の正体は翡翠である。
翡翠「危機一髪でしたね…ですが椿姫様が無事で何よりですよ…」
椿姫「一体何が発生したのよ…」
翡翠は巨大塊根が地中から大量発生した理由を説明する。
翡翠「巨大塊根は夕方貴女が遭遇した植物と同種類であると判明しました…植物の正体とは【魔性巨樹】です…」
翡翠は寺院の本棚から魔性巨樹の文献を徹底的に調査したのである。
椿姫「魔性巨樹?」
魔性巨樹とは自然界の意思であり全世界の主軸である。
翡翠「地球型小惑星の核的存在でしょう…全世界を創造した正真正銘全知全能の神仏ですね…」
全人類が妖力と呼称される概念すらも存在しなかった旧時代…。全世界の中心地には天空をも超越する巨大さの大樹が存在したのである。人間達は長期的戦乱によって疲弊したものの魔性巨樹は全世界の中枢的存在であり神仏として人間達から崇拝される。魔性巨樹から放出される果実は怪我による治療は勿論…。蔓延した多種多様の疫病を完治させる特効薬としても有効だったのである。更には魔性巨樹の果実を咀嚼した人間は不老長寿の肉体…。超越的なる妖力が獲得出来るとの噂話が各国家で出回った影響からか軍里利用する勢力も登場したのである。とある軍事超大国『麒麟王国』は魔性巨樹の果実を主目的に軍勢を派遣する。過剰に果実を奪取する強欲で野蛮なる人間達を見限った魔性巨樹は摩訶不思議の効力によって全世界規模の大洪水によって死滅…。地殻変動を意図的に発生させたのである。大天災の悪影響により古代旧文明は事実上崩壊…。魔性巨樹は大樹である本体を地底へと埋没させたのである。
椿姫「魔性巨樹って神話みたいね…」
メンテ
椿姫COMPLETION ( No.208 )
日時: 2017/09/23 21:56
名前: 椿姫

翡翠「旧文明が崩壊した理由は古代人達の過失なのですよ…」
椿姫「人間達の自業自得だわ…」
椿姫は古代人達の悪行を軽蔑する。
椿姫は妖女と魔性巨樹の関係性を疑問視したのである。
椿姫「妖女との関係は?」
翡翠「魔性巨樹は妖力の根源です…妖女の誕生も魔性巨樹の果実を所持した人間の女性とも解釈されますね…」
椿姫「妖女が人間の女性ですって?」
翡翠「文献の内容が正解であれば貴女の祖先達も本来は人間であると解釈出来ます…」
一瞬困惑するものの彼女は気にしなくなる。
椿姫「和尚様…」
翡翠「如何されましたか?」
椿姫「魔性巨樹の暴走を阻止しましょう…」
翡翠「魔性巨樹は地底に存在します…地底に到達するには未知なる深海を突破しなければ地底には到達出来ません…」
椿姫「深海ですって?」
翡翠は彼女の思考を予期したのか彼女に提案する。
翡翠「魔性巨樹の暴走を阻止する為には…日倭幕府過激派勢力の本拠地を占拠するのが最適ですね…」
椿姫「日倭幕府の総本部ですって?」
翡翠「総本部には深海でも駆使出来る新兵器が配備されましたからね…」
椿姫(新兵器?一体何かしら?)
翡翠は日倭幕府に関係する情報源を独自で入手したのである。
翡翠「仙女の貴女であれば単独であっても日倭幕府過激派勢力の本拠地を簡単に攻略出来ますよ…」
椿姫は質問する。
椿姫「日倭幕府の総本部は何処に?」
翡翠「孤島の『清涼島』ですよ…」
椿姫(清涼島…南国の貝塚村近海ね…)
日倭幕府過激派勢力が総本部を孤島である清涼島に移転させた理由は怨霊達の襲撃によって各基地が陥落した影響であり武家政権再建の為にも無人島に本拠地を設置させたのである。椿姫は決意する。
椿姫「早速移動しましょう…」
彼女達は素早く南国の貝塚村海岸砂浜へと移動したのである。
翡翠「小舟が必要ですが…」
椿姫「小舟なんて不必要だわ…」
椿姫は輪廻千里眼を駆使する。そして海水に接触した瞬間…。体内から冷気を発生させるなり海面を凍結させる。
翡翠(海上を瞬時に…)
翡翠は驚愕の様子である。
椿姫「徒歩でも海上を移動可能よ…」
翡翠「簡単に上陸出来ますね♪」
彼女達は恐る恐る慎重に氷塊の大橋を通行し始める。
翡翠「ですが清涼島の守備隊に発見されれば面倒ですね…」
椿姫「問題無いわ…彼等が私達に攻撃すれば私が即座に猛反撃しちゃうからね♪」
すると十数分後…。清涼島らしき孤島が確認出来る。
椿姫「清涼島ね…」
孤島が肉眼でも確認出来る位置へと到達する。
椿姫(此処からが勝負ね!)
清涼島は全面的に要塞化された城郭を連想させる形状である。周囲を警戒するなり清涼島へと上陸する。
翡翠「到達しましたが…如何されますか?」
要塞には火縄銃やら大砲を所持する鎧兜の将兵達が要塞を防備する。守備隊の警備は厳重であり容易には潜入出来ない。
椿姫「私なら直接彼等と交戦しなくとも…」
椿姫は輪廻千里眼を発動させる。そして呪文を唱え始める。
翡翠(椿姫様は一体何を?)
すると要塞を防備する守備隊が睡眠したのである。
翡翠(将兵達が睡眠を!?)
翡翠「椿姫様が彼等を睡眠させたのですか?」
翡翠は椿姫に質問する。
椿姫「勿論♪平和的解決法だったでしょう?要塞の番兵達は睡眠させたわ…」
椿姫は笑顔で返答したのである。
椿姫「警備は手薄よ…要塞に配備された新兵器を探索しましょう♪」
翡翠「承知しました…」
彼女達は要塞へと潜入する。室内には大量の戦車やら最新鋭の大砲が多数確認される。
椿姫「日倭幕府の将兵達は何故こんなにも大量の近代兵器を配備するの?」
翡翠「恐らく彼等は反政府過激派勢力の愚連隊ですからね…武力によって近代化した日倭共和国を征服する予定だったのでしょう…」
椿姫「戦争ね…」
翡翠「ですが椿姫様によって彼等の野望は阻止されました…」
椿姫は呪文を唱え始める。
翡翠(椿姫様は一体何を?)
すると大量の新兵器が彼女の大好物である和菓子へと変化したのである。
翡翠「武器が和菓子に!?」
彼女の妖術に翡翠は愕然とする。
椿姫「戦争が出来なくなったわね♪」
翡翠「ですが彼等の新兵器を発見しなければ…」
椿姫は輪廻千里眼の透視化により新兵器を逸早く発見する。
椿姫「如何やら新兵器は地下室みたいね…随分巨大だわ…」
翡翠「新兵器を発見されたのですか!?」
彼女達は地下室へと下降したのである。地下室は広大なる水源地であり中心部には軍船らしき船舶が確認出来る。
椿姫「軍艦かしら?」
翡翠「新兵器とは…超弩級潜水艇『鳳凰』だったのですね…」
椿姫「鳳凰?」
正式名称は超弩級潜水艇鳳凰であり船体の全長は五十b規模であ全幅は十三b規模にも相当する。船底から船橋の全高は十六b規模であり船体総重量は推定二百d規模である。設備として妖力を容易に探知出来る邪霊探査機『怪異反応装置』…。そして外敵からの攻撃を無力化と攻撃用にも利用出来る電磁波防壁『怪異防衛装置』を搭載する。本船の重厚装甲に使用された素材は軽量の特殊性貴金属『金剛鉱石』であり半永久的に不朽の鉱石が使用される。
翡翠「鳳凰を起動させるには妖女が必要不可欠ですね…」
動力源は妖女の体内から放出される妖力であり妖女が機関室に配置させられれば燃料補給は不必要らしく半永久的に電力を放電させられる。妖女により本船は無制限に航海を継続出来る。
椿姫「妖女が鳳凰の動力源なのね…」
椿姫(日倭幕府は最終的に妖女の誰かを新兵器に利用する予定だったのね…)
彼女は気分的に複雑であるものの日倭共和国の命運の為にも決断する。
椿姫「乗艇しましょう…」
翡翠「承知しました椿姫様…」
椿姫「私が機関室に移動するわね…」
彼女達は鳳凰の艇内へと乗艇したのである。椿姫は機関室へと急行する。そして翡翠は休憩室へと待機したのである。
翡翠「潜水艦なので予想外に窮屈ですね…」
メンテ
椿姫(試作) ( No.209 )
日時: 2017/09/24 07:34
名前: 椿姫

世界観設定・・・古代異世界旧文明
ジャンル・・・和風アクションホラーファンタジー

登場キャラクター一覧
椿姫$蜿(身長163cm、胸囲98cm、誕生日4月25日)⇒人魚形態(体長170cm)
琥珀¢m侶

敵対者一覧
【餓鬼】
【産女】
【雪女】
【絡新婦】
【魑魅魍魎】
【大鯰】
【火車】傀儡巨兵(全高11m、機体総重量200t)

作中用語一覧
『桃源郷神国』推計総人口100万人
『桜花村』東国
『木苺村』西国
『珊瑚村』南国
『翡翠村』北国
『貝塚村』廃村
『氷柱村』廃村
『桃源郷幕府』軍閥組織
『煉獄軍』桃源郷幕府過激派勢力
『清涼島』本拠地
『輪廻千里眼』呪術
『精魂真珠』宝玉
『金剛鉱石』特殊性貴金属
『天帝』超弩級戦艦(全長300m、全幅50m、全高60m、機体総重量7万t、上陸用舟艇14隻、砲塔18基、乗組員900人)
メンテ
椿姫 ( No.210 )
日時: 2017/09/25 22:18
名前: 椿姫

世界観設定・・・古代異世界旧文明
ジャンル・・・和風アクションホラーファンタジー

登場キャラクター一覧
椿姫$蜿(身長163cm、胸囲98cm、誕生日4月25日)⇒人魚形態(体長170cm)
琥珀¢m侶

登場クリーチャー一覧
【餓鬼】
【産女】
【雪女】
【絡新婦】
【魑魅魍魎】
【魔性怪魚】

作中用語一覧
『桃源郷神国』推計総人口100万人
『桜花村』東国
『木苺村』西国
『珊瑚村』南国
『翡翠村』北国
『貝塚村』廃村
『氷柱村』廃村
『桃源郷幕府』軍閥組織(総兵力8万人)
『煉獄軍』桃源郷幕府過激派勢力(総兵力7万人)
『清涼島』煉獄軍本拠地
『輪廻千里眼』呪術
『精魂真珠』宝玉
『金剛鉱石』特殊性貴金属
『天帝』超弩級戦艦(全長300m、全幅50m、全高60m、艦体総重量9万t、乗組員400人)
『傀儡武将』機械化巨兵(全高11m、機体総重量200t)

下巻
醜悪なる亡者達による襲撃から半年間が経過する。治安の悪化により桃源郷神国全体の国力は大幅に疲弊したものの生還した民衆達の大活躍から次第に国力は復興し始める。更には軍事力強化を主目的に封印された異国の科学技術力を最大限に再導入したのである。桃源郷神国軍閥組織桃源郷幕府は近代化政策を全面的に推進する。桃源郷幕府は侍達を中心とした武士団から最新鋭の武器を装備した洋式風の軍隊創設を促進させる。とある某月某日…。椿姫は久方振りに南国珊瑚村の海水浴にて遊泳したのである。総人口の激減が影響したのか人間は誰一人として来場しなかったらしく彼女は人魚へと変身するなり自由奔放に遊泳し続ける。
椿姫「気分最高♪」
彼女は孤独の時間帯を満喫したものの多少寂然とする。
椿姫(海水浴って…)
椿姫「幼少期では母様と姉様と一緒だったのよね…」
すると突然…。
椿姫(何かしら!?)
椿姫「殺気かしら?」
海上にて奇怪なる殺気を察知したのである。
椿姫(妖気!?否…)
椿姫「妖気とは大分異質的だわ…」
すると遠方の海域から黒色の物体を発見する。
椿姫「一体何かしら?」
黒色の物体を凝視し続ければ多数の砲塔が確認出来たらしく艦影らしき形状である。
椿姫「船影かしら…」
物体は一直線に接近し続ける。物体の正体を認識する。
椿姫「軍船だわ!?」
物体の正体とは桃源郷幕府のとある秘密基地にて極秘建造された最新鋭の超弩級戦艦『天帝』…。本艦の全長は三百b規模であり全幅は五十b規模である。全高は六十b規模にも相当する。艦体総重量は推定九万d規模であり乗組員は大凡四百人である。本艦の重厚装甲に使用された各部品は軽量の特殊性貴金属『金剛鉱石』であり半永久的に不朽の重金属の使用により並大抵の攻撃では破壊出来ない。
椿姫「何故軍船が珊瑚村なんかに?」
珊瑚村の沿岸へと急接近し続ける。すると艦内の乗組員達が海上にて遊泳する椿姫を発見したのか戦闘態勢へと移行する。
椿姫「如何やら私は敵対視されたみたいね…」
椿姫は地獄耳であり艦内の様子から危険を察知したのである。
椿姫「奴等は本気だわ…」
天帝の主砲から爆発音が響き渡る。多数の砲弾が彼女の視界間近へと落下する。命中しなかったものの数秒後…。海中にて落下した砲弾が爆散したのである。彼女は突発的事態に愕然とする。天帝は椿姫を標的に再度砲撃を展開する。すると一発の巨大砲弾が椿姫の頭上へと落下する直前…。彼女は咄嗟に呪術輪廻千里眼を発動させるなり結界を形成したのである。
椿姫「私を激怒させるなんて…」
メンテ
椿姫COMPLETION ( No.211 )
日時: 2017/09/25 22:19
名前: 椿姫

彼女は相当苛立った様子であり念力によって等身大にも相当するであろう巨大砲弾を力任せに弾き返したのである。そして輪廻千里眼の効力により成層圏上空から超小型隕石を落下させる。隕石は天帝の甲板を貫通…。艦内で爆散したのである。不運にも弾薬庫に引火した影響からか天帝は瞬時に大破する。甲板の砲塔は大多数が砲撃出来なくなる。
椿姫「私に喧嘩で勝負するなんて馬鹿者達だわ!」
すると天帝は奇跡的にも破壊されなかった副砲から円錐型榴弾砲を発射したのである。砲弾は螺旋状であり上空にて爆散…。砲弾の内部から弾丸の破片が飛散する。
椿姫(嘘!?)
炸裂した無数の弾丸が全身に直撃する。
椿姫「ぐっ!」
彼女の鮮血により海上は赤色へと変色したのである。海上にて浮遊し続ける瀕死状態の彼女を直視するなり艦内の兵士達は勝利を確信する。
敵兵T「我々の大勝利は確定的ですね!」
敵兵U「相手は伝説の仙女椿姫でしたからね…相当苦戦させられましたが…」
敵兵V「ですが金剛鉱石を駆使した天帝の重厚装甲を簡単に貫通させるなんて…」
敵兵W「如何やら脆弱化した桃源郷神国にも希望の女神様が存在するみたいですが…仕留められては無意味ですからね…」
大柄の巨漢男性が海面にて横たわる彼女を望遠鏡で眺望し始める。
敵兵X「将軍?」
将軍「椿姫の妖力が桃源郷幕府の軍事力に匹敵するとの噂話は有名であったが…椿姫単独で最新鋭の天帝を大破させるとは予想外であったな…」
彼等は近代化により廃刀禁止を推進させる現政権打倒と桃源郷神国征服を主目的に活動する桃源郷幕府過激派勢力『煉獄軍』である。
敵兵X「ですが最強の仙女と崇拝された椿姫は確実に仕留めましたからね!最早桃源郷幕府は無力でしょう…」
敵兵Y「将軍!上陸作戦を再開させましょう!」
敵兵Z「先程の戦闘によって本艦は大破しましたが機関室の損傷は軽微です!上陸作戦に支障は皆無かと…」
将軍「了解した!再度任務を継続させる!各部隊…上陸用舟艇を用意せよ!」
先程の戦闘から生還した兵士達は艦内の上陸用舟艇に乗艇し始める。すると将軍は再度指示する。
将軍「戦線から旗艦を『清涼島』に撤退させろ…」
敵兵[「撤退ですと?」
将軍「天帝は手酷く大破させられたからな…弾薬庫が引火した状態では陸地への艦砲射撃も出来まい…」
敵兵\「承知しました…将軍…」
将軍は内心苛立った様子である。無数の上陸用舟艇は貝塚村の砂浜へと上陸を開始…。重厚なる鎧兜を装備した武士達と洋式風の武器を装備した兵士達が桃源郷神国本土攻略作戦を実行し始める。天帝は一時的に煉獄軍の本拠地である清涼島へと帰還する。海面にて瀕死状態である椿姫は妖力により急速的に外傷を治癒させる。
椿姫「油断しちゃったな…」
すると何処からか銃声が響き渡る。
椿姫(銃声!?)
海岸には大勢の武装集団が陸地へと上陸する様子を直視したのである。
椿姫「人間達だわ…軍船は!?」
周囲を警戒したものの海上には艦影は何処にも存在しない。
椿姫(軍船は撤退したのかしら?)
胸騒ぎを感じる。
椿姫「人間達の悲鳴だわ…」
輪廻千里眼により人間同士の戦闘を直視したのである。
椿姫(戦争ね…私が阻止しないと…)
椿姫は再度砂浜へと力泳する。人魚の形態から人間の姿形へと戻ったのである。砂浜は無人であり誰一人として存在しない。着物を着衣するなり砂浜の無数の足跡を確認する。
椿姫「方角的に彼等は東国の桜花村に進軍したのね…」
彼女は彼等の足跡を確認するなり追尾したのである。丁度同時刻…。大破した天帝は無事煉獄軍本拠地である清涼島へと帰還する。清涼島の守備隊と合流したのである。
敵兵]「最新鋭の天帝がこんなにも破壊されるなんて…一体海上では何が?」
守備隊は愕然とする。
敵兵T「桃源郷幕府に奇襲されたのですか?」
将軍「海上にて偶然接触した仙女…椿姫の妖力によって大破させられた…」
将軍は相当苛立った様子であり兵士達は畏怖し始める。
敵兵U「予想外に強力でしたからね…彼女単体の妖力が桃源郷幕府全勢力の軍事力に匹敵するのは本当でした…」
敵兵V「ですが先程の戦闘によって彼女は確実に仕留めました!陸戦部隊と我々の最終兵器を無事に上陸させましたからね!」
敵兵W「我々煉獄軍には大勢の傭兵集団と盗賊の協力によって戦力的には桃源郷幕府と互角です…我等の勝利は確定的かと…」
煉獄軍の総兵力は大凡七万人…。相対する桃源郷幕府の総兵力は大凡八万人である。兵力的には桃源郷幕府が煉獄軍を上回るものの桃源郷神国の中心地には大勢の盗賊と傭兵集団が潜伏中であり遊撃は万全である。兵士達は慢心したのか将軍は顔色が険悪化する。
将軍「最終兵器を投入したとしても油断は禁物である…迅速的に旗艦の損傷部分を修理せよ!期限は半日!」
敵兵X「承知しました!」
将軍「弾薬庫が引火したからな…弾薬も存分に用意しろ!」
兵士達は即座に天帝の修理を開始したのである。丁度同時刻…。東国桜花村郊外から銃声と爆発音が響き渡る。
琥珀(爆発音!?)
女性僧侶の琥珀は寺院の庭園にて清掃中であり突発的に響き渡った銃声と爆発音に驚愕する。
琥珀「一体何事でしょうか?」
すると今度は民衆達の悲鳴が響き渡る。
メンテ
椿姫 ( No.212 )
日時: 2017/09/26 21:41
名前: 椿姫

椿姫
琥珀
【餓鬼】
【産女】
【雪女】
【絡新婦】
【魑魅魍魎】
【舞姫】
『桃源郷神国』
『桜花村』
『木苺村』
『珊瑚村』
『翡翠村』
『貝塚村』
『氷柱村』
『桃源郷幕府』
『煉獄軍』
『清涼島』
『輪廻千里眼』
『精魂真珠』
『金剛鉱石』
『天帝』
『傀儡武将』
メンテ

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